第46回「頼朝挙兵」
「頼朝挙兵」 ついにここまで来ちゃいましたねぇ~
って…肝心の頼朝 なかなか その気にならなかったけどね
政子「殿、何をためろうておりまする」
行家「このたびの挙兵、源三位頼政殿も参じておられます」
時政「…源氏の御曹司たる佐殿、かの義朝さまの忘れ形見が立ち
あがったとなれば…」
籐九郎「殿、これは千載一遇の機会ですぞ!」
皆にヤイヤイ言われて やっとその気になった…のね
今回もチラッと小兎丸が出ましたね
なかなか凛々しい若者で先々が楽しみですぜ
「入道様の国づくりは、まことお父の目指した国づくりと
同じなのか?」と母に聞いてましたね
桃李も「まだ、はかりかねる」と…
今の清盛見ていたら、不安になのわかるよ
清盛は、知盛の見舞いのため上洛し
そのついでに頼政にも会い 福原遷都の図面を見せるが
以仁に付くことを決めた頼政にしたらハラハラドキドキの
清盛との対面
「亡き源氏の棟梁義朝とともに目指した世じゃ。かつて義朝に
付き従うたそなたには、やってもらわねばならない事が山ほど
ある、長生きして、この新しき国を支えよ」
いい事を言ってるよねぇ、ちょっと(´;ω;`)ウウ・・・
頼政のことをちゃんと認め頼りにしてる…これを聞いも頼政は
もう後戻りできない所まで来てしまっているからなぁ
この後、病床の知盛を見舞って帰ろうとすると
知盛が 「都が騒がしい」と言う
寝ていると馬の出入りがわかるとか
こんな風に以仁王の乱が発覚するとは 驚きでした!
このシーンで
急いで帰ろうとする清盛に
宗盛が、もう少しゆっくりしていけば…ってなこと言うと
「早うお帰りになりたい訳が…」と時忠に言われ !
「と、と、と、時忠…」と慌ててましたね ( ´艸`)プププ
時子の「何でござりますか?」に
盛国が「むろん、新しき都作りにございます」とすかさずフォロー
(゚д゚lll)アブナカッタ~の清盛。
「以仁様が平家打倒の令旨を出した」と時忠が報告に来る
これを聞いても 「なんと…」と超余裕の清盛だが
「源三位頼政、謀反」を聞くと、飲んでいた酒を吹き出して驚く
「わからぬと申すか!同じもののふの頼政でさえ、わしの国作り
について来れぬと申すか!何としても頼政を討ち取れ!
わしの国作りをわからぬ者は、この国にいらぬ!」
信頼していた、この頼政の裏切りで
清盛の軸がグラッと揺らいだよね
頼政「わしは、最後まで図りかねていた、あの方は国の宝なの
か、災いか…」
桃李にも頼政にも、清盛の目指す国が見えない
それだけでなく…平家の中でも見えない人続出?
いや…誰にも見えてない
頼政、仲綱、自害で、以仁も討ち死
あっけなく、「以仁王の乱」終わりました
乱の後、清盛は皆の反対を押しきり「福原に遷都する」と告げる
なんか、ダラダラと書いて来たけれど
今回は、ここからよね!!
この遷都を皆から反対されても強行
「上へ上へではなく、横へ横へと広がっていく世」をつくるのでは
なかったのかと頼盛に言われ
「そのような世を見せてやると言うておるのがわからぬか!」と
キレてましたね(^_^;)
(これから頼盛、たくさん出演するそうで、楽しみです)
誰からも支持されない清盛のもとに
久々登場の西行…忘れた頃にやってくる
後白河同様、老けメイクしてるけど若いな!
西行は病の高倉帝を心配し清盛に声をかける
しかし、清盛は高倉帝の仮御所の方角が悪いのではないか
などと言う
「ご心労なのでは…このたびの遷都、移り住んでも心は都に置い
たままとお見受けいたします」
という言葉を無視し仏御前を呼ぶ清盛
そして、仏御前のために祇王&祇女に舞を舞わせる
祇王&祇女は屈辱に耐えながら舞い涙を流す
そして、清盛の隣りでも仏御前が同じように涙を流すも
清盛は全く気付かないのが悲しい
本当に「人の気持ち」がわからなくなってしまっている
すぐに全てを察した西行が
若き日の清盛、義朝、西行の「いかに生きるか」の話をする
「面白う生きたい」という
画面に映し出されたキラッキラの清盛が 超~かわいい
すぐに「ふざけておるのかぁ~!」と義朝に殴りかかられる
このシーン印象的だし、好きだなぁ~。
この時、「美しく生きたい」なんて「男」と思えぬことを西行が言っ
ててびっくりしたけど、この人もきっちり「美しく」生きたんだね!
「これがお手前の目指した、武士の世にござりますか」
この「お手前」という呼び方が…悲しい
2人の間の距離だね
「西行そなたには、わからぬ。そなたにもだれにもな…」
頼政にも裏切られ、旧友西行にも批判され、
弟、子供たちにも見えないという「自分だけの武士の世」
そこに、追い討ちをかけて
高倉上皇が基通様に政の一切を託すという知らせが
「ここはわしの世じゃ!武士が頂に立つ世じゃ!
わしの目にしか見えぬわしの国をつくるのじゃ
全てを手に入れ…復讐するのじゃ!」
「復讐」のための「武士の世」だったの?
もう、完璧「白河上皇」って感じなんだけど
清盛を怖がり後ずさりする仏御前に
「殺せ~!」
清盛の命により弓をかまえる兵たち
仏御前が気を失って崩れ落ちても弓を構えるのをやめない
ひぇ~~どうするのぉ~~って思ったら
「何をしておる!!やめよぉ~~!!」と
盛国が仏御前の前に出て
するどい眼差しで清盛を見つめる
盛国の「やめよぉ~」兵達にだけでなく清盛にも言ってたと思う
盛国の声&視線にシビレましたぁ
清盛は、母・舞子が白河院の命によって命を絶たれたことを
思い出す
まあ、このシーン、赤子の清盛には記憶にないはずだよね
「うううううう~~助けてくれ、誰か助けてくれぇ~~
暗闇ばかりじゃぁ、ここからの眺めは果てしない暗闇ばかりじゃ
手に入れても手に入れても、光は、光には届かぬ…」
清盛の中から何か悪霊が出てくるかと思ったよ
盛国も頼盛も西行も驚き、ただ清盛を見つめるばかり
ここへ忠清が「伊豆にて頼朝決起」と知らせにくる
これを聞いて清盛、這って青龍刀を取りに行き
刀に取りすがる
「武士の心」を取り戻したか!!
「光」が見えたね
ナレーションで
「頼盛が後にこういった、あの時、わが挙兵がなければ、清盛
は、暗闇にとらわれたまま戻ってこれなかったかも知れぬと…」
最後の清盛の顔、明らかに変わってました
「戦え!!清盛~!!」と心の中で叫んでたよ
この場に居たもの達は凄いもの見たと思うけど
私も再び武士として立ち上がる清盛を
西行たちと同じ目線で見た気がした
ケンちゃんの芝居、とか言うよりも
そこに「清盛が居た」ね。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
この回を見て、第25回「見果てぬ夢」を思い出した
若き頼朝が清盛の杯に酒を注ぐ時…
あ…いやいや
清盛&義朝の競馬の回からだ!
競馬で義朝が勝ち、
「オレはどうしょうもない男じゃ、オレなど要らぬ」という清盛に
「もっとも強き武士は源氏じゃ、貴様のような情けない者を
かかえた平氏とは違う!」と義朝が言い
「負けぬからな、次は負けぬからな」と清盛が再び立ち向かう
言葉を聞き
「オレは嬉しかったのだ、あやつが立ち上がってくれた事が
生涯競え合える相手が見つかった事が」
これよ、これが
あの杯シーンに繋がって、今度は清盛が頼朝に
「もっとも強き武氏は平氏じゃ、そなたのような弱き者を抱えた
源氏とは違う!」と言って微笑むのよね
生涯競える相手を亡くした清盛は
それを義朝の子、頼朝に託したんだよね
その頼朝がやっと「挙兵」してくれて
「武士の心」を取り戻せたんだね
清盛が亡くなる前に挙兵してくれてありがとう
政子や時政、藤九郎、頼朝の尻を叩いてくれてありがとう
平清盛なくして、源頼朝はなく…源頼朝なくして平清盛はない
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コメント
画像のチョイスが
です。
AKIは特に2,3枚目が好き!
ケンちゃん、爺顔だけど可愛いすぎ!
>この「お手前」という呼び方が…悲しい
>盛国の「やめよぉ~」兵達にだけでなく清盛にも言ってたと思う
お京さんの読み、深いな~。
そう受け取りましたか。
AKIは完全にスルーしてました(;;;´Д`)
盛国、しっかり清盛に意見してたのね。
清盛と義朝の競い馬→頼朝の杯シーン→頼朝の挙兵で武士の心を取り戻す清盛 なんですね。
藤本さんの脚本は第1回から線で繋がっているって聞いたけど、それをしっかり読み取るお京さんも表彰もんです。
この構図を踏まえて次回を見たいと思います!
投稿: AKI | 2012年11月29日 (木) 11時12分
(o^-^o)お久です。
46話はコメントせずにはおれなくって!
お京さんもいつもより文字数が多いのでは
俳優松山ケンイチを追求してきてよかった!
と しみじみ…
ツイッターとか見てると、絶賛!絶句!が多くて
主演俳優目当てで大河ドラマを見ているだけの私が
どや顔気分になってしまう…誇らしい感じ(* ̄ー ̄*)
藤本脚本
中盤まで主人公に感情移入できない作り方について行けないなぁ などと思っておりましたが、
今では、平家一門にも視聴者にも理解されないようにして、
清盛の孤独をさらに際立たせる策略かも?
と思い、逆に魅力に感じています。
お京さんが触れられているように
伏線やら過去現在未来と交錯するストーリー組み立て
にひれ伏します。
ラストシーンで
清盛が赤子のように鳴くところ、
一盛目の視聴のとき、殿の鳴き声とすぐ理解できず
あせりました(;´▽`A``
清盛の嗚咽の発声を 「歌舞伎の女形のように
裏声を幽かに使った素敵な発声だった」
とほめているツィもありました(*^-^)
投稿: ノンキ | 2012年11月29日 (木) 11時14分
AKIさん、こんばんは。
>AKIは特に2,3枚目が好き!
ケンちゃん、爺顔だけど可愛いすぎ!
すっごい老けメイクだけれど、我らの目には時折「かわゆい殿」が飛び込んで来て「うひょ~
」となりますね
>盛国、しっかり清盛に意見してたのね。
盛国「やめよぉ~」と言って仏御前の所に駆け寄っているけれど、立ちはだかったのは仏御前と清盛の間だったので、清盛に対して言っているように受け取りました。
盛国も今まで、独裁的だったり、迷っていたりする殿をずっと見守ってきたけれど、今回は人として許せなかったのでしょうね、ほんとに盛国が止めてくれてよかったです
藤本さんの脚本、伏線回収がきっちり出来ていて、すごいですよね
「頼朝をなぜ助けたか」という所がはっきりわかって今回スッキリしました。
1回見ただけじゃ解らないことだらけですね、何回も見直して気付くことが多いです
あと、4回かぁ~ (´Д⊂グスン
投稿: お京 | 2012年11月29日 (木) 23時46分
ノンキさん、お久しぶりです!
寒くなりましたねぇ
46回、凄かったです、ヤラレました
>ツイッターとか見てると、絶賛!絶句!が多くて
主演俳優目当てで大河ドラマを見ているだけの私が
どや顔気分になってしまう…誇らしい感じ(* ̄ー ̄*)
同感です、思わす「ドヤ顔」になってる自分が居ます(笑)
「松山ケンイチ応援し続けて、間違いない!」です
>今では、平家一門にも視聴者にも理解されないようにして、
清盛の孤独をさらに際立たせる策略かも?
と思い、逆に魅力に感じています。
なるほど~、清盛って今まで周りに支えられて来た所があったのに今は「孤独」ですものねぇ
藤本脚本は、しっかり見ていないと伏線に次ぐ伏線なので付いて行けず、ついつい何盛もしてしまい、それでも飽きさせないストーリーに脱帽です。
>清盛が赤子のように鳴くところ、
一盛目の視聴のとき、殿の鳴き声とすぐ理解できず
あせりました(;´▽`A``
私もびっくりしました。
この泣き方を選択したということは、演出もケンちゃんもこれが「良い」としたわけだから…なんていろいろ考えてしまいました。
印象に残るシーンとなりました。
投稿: お京 | 2012年11月30日 (金) 00時06分