第39回「兎丸無念」
いつものように あっという間の45分でしたが
つらい45分でもありました
兎丸は架空の人物だから、何処でどのように死のうが
作家の勝手なのですが
ここで死ぬとは…ほんとに無念…。
そして清盛も、無念だったよね
今は多少「悪」に手を染めても、新しい国が出来てしまえば…
出来るまでの辛抱なんだ…と思っていたことでしょうから
殿の新しい国づくりへの思いを理解し、
時忠や禿の事を懸念しながらも、
時子はどこまでも殿に付いて行くと決心し
息子たちも今は、清盛の国づくりに口出しもせず
平家のは「一蓮托生」と思っている
でも、海賊あがりの「兎丸」はそうは行かなかったのね
ある意味、真っ直ぐなんだよね
だからこそ、悲しい
こういう場合、TOPの人が「悪」になったらダメなのよ
NO.2がその「悪」をひっかぶって
殿はあくまで「清げなる男」じゃなくっちゃ
↑ お京が何を思っているかわかるよね
「組!」です(笑) 話、飛びすぎっすか ( ´艸`)プププ
殿が大きすぎて、盛国じゃNO.2ムリかぁ…あぁ
「悪」の代表のような、海賊だった兎丸が一番「清げ」なんですよ
そして、彼だけが偉大な清盛に対して
思っていることをズバッと言う
最初の万灯会の頃は
「あたりの民の世話をしてきたのは兎丸たちじゃ、あやつに進め
させておる泊の普請は、民の力があってこそできるものである
から」と、清盛もちゃんと解っていたのに
やはり宋の使者を招くために、普請を急いだことが
すべての歯車を狂わせたのでしょう
泊の普請は、6ヶ月かかるという兎丸に
清盛は「3カ月で終わらせよ」と言う
普請を急いだ結果、ケガ人が続出
ついに蝉松までが ケガをしてしまう
蝉松、泣かせますよね~
「清盛さま…いっそのことわしを人柱にして下さい、それで清盛様
の夢が叶うならうれしゅうございます」
こんなに、けなげな事を蝉松が言ってくれているのに
「瑣末なことでこの機会を逃すことは出来ん」
あ~、若き日の清盛なら絶対に言わない言葉だよ
この一言は、決定的です
「もうしまいや~!、泊りづくりなんぞ、やめやぁ~!!」
「おまえのやっていることは悪や、悪と悪がひっくり返ってもまた
悪がてっぺんに上るだけやぁ~」
兎丸の言うことに頷いてしまします
そして、ついに兎丸も 最後の一言を口にします
「おまえの国づくりは、盗賊が物を盗むんと同じや!」
険しい顔の殿です
この後、盛国が
「海を見ると思いだします かつて漁師であったころ…」と
自分の父と白河院の話をする
「今のわしは、白河院のようだと言いたいのか」
「わかるまい、おまえにも…兎丸にも…誰にも」
ずっと仕えて来た盛国にはキツイ言葉ですよね
そして、国の頂に立つ清盛の孤独も
(いつのまに、こんなに偉くなったんだ?)
五条大橋の下で 仲間と飲む兎丸
無くなった酒を買いに行かせ
一人になったとたんに見せた悲しげな顔が忘れられません
禿に取り囲まれても
「もうやめ、ろくな大人にならんぞぉ、もっとまっとうに」と
肩に手をかける
本当に禿の事を心配していたのは 兎丸だったのに
そんな禿に殺されてしまう 兎丸。。。
自分達の将来まで心配してくれている人なのに
それをわからず手にかけてしまう禿
どちらを思っても 悲しい
兎丸が居なくなって
探しに出る清盛
清盛、靴はいているんですね 宋製?
五条の橋の下で亡くなっている 兎丸
駆けつけて刺さった羽を抜き
兎丸を抱きしめる清盛
一緒に新しき国を見たかった
見るはずだったのに…ね
時忠に「禿は始末せよ」と告げる清盛
この言い方は 殺す という風に思ったけれど
いそPのツイッターでは、「解散」ということと言ってますね
ちょっとホッとしました
兎丸のためにも禿を救ってほしいと思いました
「すべては、殿が邁進するために起こったこと
どれだけ欲しても兎丸はもどりませぬ…それでも進みまするか
この修羅の道を殿のお心の中にだけある国に向かって進み続ける
覚悟がおありにございまするか…ならば盛国も共に命をとして
殿にくらいつきこの修羅の道を共に参りまする」
盛国の覚悟です
こういう人が一緒に居てくれて良かったね
そして、もう居なくなってしまったけれど、自分の命を呈して
清盛の「悪」を気付かせてくれた兎丸
この「平清盛」の中で大きな人でした
この後、清盛は、人柱の代わりに石に経文を書き
それを船にのせ泊りに沈めることとする
「兎丸の志こそが新しき泊の礎じゃ」
こういう迷信を信じない、古い事にとらわれない所が
新しき世を作れる人なんだと思います
あ~、あと10回かぁ…。
あ!2014年の大河、発表になりましたね
黒田官兵衛なんですね!
V6の岡田君
SPから、けっこうお気に入りなので うれしい~
あと2年は楽しめるぞぉ
まあ、12月24日からの喪失感は、ものすごく怖いのですが
次期大河が「八重の桜」だし
「新選組!」 → 「義経」 よりはかなりマシ
ケンちゃん喪失感は、次のセミに託しましょう
15日、落ち込んでいたら 誰か慰めてくだされ~。
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コメント
AKIにもあっという間の45分であり、つらい45分でもありました
TVから一時も目を離すことができませんでした。
兎丸は架空の人物だけどドラマの中ではいつも大きな存在だったし、最後は大きな仕事していきましたね。
史実の部分とうまく繋がっていて別ver.の清盛として楽しめました。
>時忠に「禿は始末せよ」と告げる清盛
この言い方は 殺す という風に思ったけれど
いそPのツイッターでは、「解散」ということと言ってますね
そうだったんですね…。
AKIは「殺す」という意味にとらえて記事を完成させてしまいましたが、視聴者の方の中にはツイッターを読んでいない方も多いはず。
あの時の「禿は始末せよ」は「殺す」ととらえてしまいますよね。
…なのでAKIの記事は訂正せずそのままでいこうと思います
今回、いろいろあって記事を書くことに夢中で写真が疎かになってしまいましたが、お京さんのとこの画像はステキなシーンをピックアップしてますね。
ただ1枚同じなのがあって何だか嬉しいです。
投稿: AKI | 2012年10月11日 (木) 21時51分
AKIさん、こんばんは。
悲しく、つらい45分でしたね
>兎丸は架空の人物だけどドラマの中ではいつも大きな存在だったし、最後は大きな仕事していきましたね。
兎丸だからこそ殿の慢心を指摘出来たのだと思うけれど、命と引き換えとは、悲しすぎます。
この2人で「新しき国」を創って欲しかったです
>あの時の「禿は始末せよ」は「殺す」ととらえてしまいますよね。
やはり、AKIさんもそう思いましたか、何か冷たく言い放つ感じだったから、始末=殺す だと思ってしまいました。
時忠が禿の衣類を燃やしていたことが「解散」という意味らしいです…。
私もAKIさんと同じ画像があると「同じだぁ~」とテンション
しちゃいます

45分の動画から数枚を抜き出して、それが1枚でもかぶると言うことは、すごい事ですよ
きっと萌えポイントが同じなんですよね
投稿: お京 | 2012年10月11日 (木) 23時32分
ひさしぶりに参りました。
ストーリー以外の話題ですが、
衣装のコントラストや 技巧的な照明のワザなど
ドラマ系初心者の自分にもまざまざ分かる演出に感心しきり!
磯PのTwitterで藤本さんは、
当初から大輪田の泊完成の頃に兎丸退場プランだと
つぶやかれていた気がします。
源平の戦い初戦で退場でもいいのに(←個人的想い)
ちょっと疑問が…
清盛が棟梁になったとき、突然やんちゃから棟梁らしくなり、今回も突然ブラック化したように見えるんですが。
ドラマ初心者向けにも変化のきっかけになったシーンがほしいなぁ!
久々ついでに
大河ドラマファン「まき」さんのつぶやきを紹介
まき@maki_taiga
なんかもう面白すぎてよくわかんない(投げた)。清盛について一生懸命語ろうと思うと、自分の視野の狭さと語彙の貧弱さと読みとり量の少なさにがっかりするばかりです!!!ぬがー!!
投稿: ノンキ | 2012年10月12日 (金) 17時34分
ノンキさん、こんばんは。
>衣装のコントラストや 技巧的な照明のワザなど
ドラマ系初心者の自分にもまざまざ分かる演出に感心しきり!
万灯会の灯りや五条大橋に散った禿の赤い羽根とか
美しく目に残るシーンが多いですね
そして「平家の赤」が目立ちます
>磯PのTwitterで藤本さんは、
当初から大輪田の泊完成の頃に兎丸退場プランだと
つぶやかれていた気がします。
そうだったのですね~。
兎丸の死は、清盛をかばって…とか、想像していましたが、まさか清盛が黙認している禿に殺されるとは、思いもしませんでした
>清盛が棟梁になったとき、突然やんちゃから棟梁らしくなり、今回も突然ブラック化したように見えるんですが。
叔父の死や義朝の死を乗り越えて本当の棟梁となっていったのかと思いますが、今回のブラック化は、いきなり来た感じで、よくわかりませんね
史実に合わせるためにむりやり路線変えました…みたいに思えてしまいます。
明日は、厳島のロケシーンが見られますね
またまた、美しいシーンとなりそうで楽しみです
投稿: お京 | 2012年10月13日 (土) 23時07分