第20回「前夜の決断」
崇徳・頼長 vs 後白河・信西
という戦いの渦が
いよいよ 武士達を巻き込んで行く
帝と上皇 どちらにつくのか
武士の、そして平氏の動向が…
平氏の行く末のかかった重要場面だと思いますが
やはり平氏らしい…
清盛殿、どこか柔らかい表情だし
家臣も皆それぞれに 言いたいことを言ってる
いつもの家族会議って感じ
「我ら平氏は いずれにもつかぬ」
「帝方も上皇方も平氏の武力を喉から手が出るほど欲しいに
違いない 待たせることにより 戦の後の恩賞を吊り上げる」
↑ これ聞いて嬉しそうな 時忠殿が
「ただ勝つだけではだめなのだ!」
「…公卿になれぬのでは政に関われぬ
政に関われねば世を変えることはできぬのだ」
うん、清盛殿も だいぶ棟梁らしくなって来ましたね
立場をはっきりしない 清盛に
ついに信西が動く
今回の メーンイベント でしょうか
後白河 vs 清盛
「人ばらい」をする時の
帝と信頼(塚地さん)のアイコンタクトが なんとも…
言葉なくても 何でもわかるってか?フフフ
即位をした時の宴シーンでもあったよね こんなシーンが
「おもしろうないのぉ~」
↑ 信西が、おもろうなくなってしまったので
その代わりなんでしょうか?
帝:「どれだけ答えを先延ばしにし、どれだけ恩賞をつりあげ
どちらについたとて行き着く先は同じじゃ たとえ勝っても
そちの思い通りにはならん!」
「つまらぬ策など巡らしておらず、サイでも振ってさっさと決めよ」
とサイコロを清盛に投げつける
ものすご~い 挑発してきましたね
投げつけられたサイを握り締め
「平氏は、必ず勝ってみせます。
この戦にもあなた様との勝負にも」 ← ちょ~かっけ~~
2人の駆け引きに サイを出してくるなんて
やってくれるね みかど~~
帝と対面して 心の決まった清盛
平家一門にもその意を伝える
「我ら平氏は帝方につく」 と穏やかな顔で伝える
全然 戦の話をしている顔じゃない
義朝との対比のためか?
「帝はオレをあおりながら、登って来いと仰せなのだと
ご自分と互角に渡りあえる所に登って来いと」
そして、
「こたびの戦、何のために闘う?」と皆に問う
「オレは、確かな手ごたえが欲しい 武士の世はもうそこまで来て
おると… 我ら平氏はそのために戦う」
ずっと鋭い眼差しを 兄清盛に送っていた 頼盛がついに…
「我らは 上皇様にお見方する!」と家臣に宣言
すると すかさず 池禅尼が止めに入る
「兄家盛のようになりたくありません」
つまり、忠盛&宗子という本当の平氏の血を守りたいと
言うことなのですね
↓ しかし、この笑顔はいけませぬ 頼盛どの
「愛のむきだし」 思い出してしまったよ
そうそう、戦いのため洛外に避難した
時子が源氏物語を持参していて
そのことを重盛につっこまれるシーンありましたよね
アレ見て、すっごくその気持ちわかる~と思いました
お京だって、地震の後にもしも避難するなら
その時に持っていく 『ベストオブ松ケンファイル』を作り
ましたもの(笑)←なかなか選べないよ~
辛い時に何が私を癒し、励ましてくれるかって
考えたら「殿」しかいないのよね~( ´艸`)プププ
いよいよ 出陣となりますが
またまた、緊張感のない平氏の棟梁
どこまでも 義朝との対比ですか
時子は、子供が出来たことを告げ 明るく振舞う
無事に帰って来るようにと言い
初陣となる重盛、基盛にも
命をそまつにするでないと言う
心配そうに子等を見つめる 時子が印象的でした
この清盛に対し
由良、常盤のもとを厳しい顔つきで
一言「行ってまいる」と出て行く 義朝
ピリピリ感がすごいです
(由良、常盤の2人の前じゃピリピリしないほうがおかしいか)
そして、為朝陣営でも出陣となり
この時の為朝さんニクイですね
「厩が込み合うから」と 通清と正清親子を残して行くのですよ
そして、さらに
父通清が上手く、正清が義朝の元へ行けるように
話を持って行くのですよ
「やっかいな殿を見捨てられぬは、わし譲りじゃのぉ」
この後の、義朝陣営に戻った正清を迎えた義朝も
「遅いではないか!主に恥をかかすでない 支度をせよ
まいるぞ~」
もう、武士に生まれた 男と男の覚悟や信頼を涙でかみ締め
ましたぞ
そして、また平家も のほほん系ばかりじゃないよ!
出陣の支度をする 頼盛の所に 叔父・忠正が来る
そして、上皇方につくのは許さぬと言う
「一門の棟梁を裏切ったと 後ろ指を差される、さような事が
あれば姉上がどれだけ悲しむと思う」
叔父さま、やっぱり最後は「姉上」なのねぇ
(あの 「いざと言う時は、そなたが守っておくれ」に繋がるのね)
「叔父上に止められるとは思いもしませんでした
平氏が根絶やしとなったら何といたしまする!」と頼盛
すべてを わかって
一人で受け止める覚悟の忠正 かっこよすぎですぞ!
頼盛に「叔父上は来ません」と告げられて
連れ戻そうとする清盛
家貞:「元より忠正様のお心の軸は、平氏を守ることに
ございます」
清盛:「絆を断って、何を守れると言うのじゃ!」
叔父上から 言付けがあるという
頼盛:「清盛、わしとおまえの間に絆などはなっからないわ」
↑ これ言ってる頼盛、叔父の代弁とは言え
心底、自分の気持ちとして 言ってるよね
上皇方の陣営で
頼盛に託した言葉を思い出し
ふと微笑む 叔父上
かっこよすぎです ずるいよ~ 忠正殿
絆を重んじて来た 清盛
辛い戦いが始まります
平氏の棟梁としての顔に変わっていく
| 固定リンク
コメント